FGMについて
FreeStyleリブレの特徴は、上腕に装着したセンサーにリーダーをかざすだけで、グルコース値を測定できる「フラッシュグルコースモニタリング(FGM)」システムです。センサーで測定しているのは皮下間質液中のグルコース濃度ですが、センサーは工場出荷前に較正が済んでおり、血糖値との高い相関性と一致があるとされています。
FreeStyleリブレは、低血糖の発現時間をを軽減し、良好な血糖コントロールに寄与することが、1型糖尿病患者を対象とした「IMPACT試験」と、2型糖尿病患者を対象とした「REPLACE試験」で示されました。更に欧州で行われている「SUTTER試験」では、リブレのスキャン回数が多いほどHbA1cの改善度が高いことが示されています。
当クリニックでは2017年4月よりFreeStyleリブレシステムを導入し、現在まで35人の方がリブレproで検査を受けられ、4人の方がリブレを治療に使用されています。リブレの使用により、当クリニックでも明らかに統計学的なHbA1cの改善を認めます。リブレの実臨床での使用により、血糖値が患者さんのものとなる時代がやって来ました。
FGM(Flash glucose monitoring): Free Style Libreの特徴
- CGM(持続血糖測定器)の一つである
- 皮下間質液中のグルコース濃度を40〜500mg/dl まで連続測定可能
- 工場出荷時キャリブレーションが済んでおり、SMBG補正は不必要
- ブラインドタイプはリブレPro 、非ブラインドタイプはリブレである
- 測定可能時間はiPro2が7日間に対し14日間である
- 検査対象は4歳以上で、妊婦や透析中の方も可能である。ペースメーカー植え込み術後の方は誤作動のリスクがあり禁忌である