玉名市では、近年10年でおよそ9,000人の人口が減少し、高齢化が進んでいます。
こうした変化は全国的な傾向ではありますが、地域に根ざした暮らしを続ける上で、「老い」と「生き方」をどう考えるかが、今あらためて問われています。

社会学の視点から見ると、私たちは「エイジズム(年齢差別)」という無意識の偏見に直面しています。
高齢になると「支えられる側」「生産性が低い」といったイメージを持たれがちですが、実際には地域を支える多くの活動を担っているのも高齢者です。
玉名市のように地縁が残る地域では、高齢者こそが地域再生の主役となり得ます。

これからの社会では、「生産」よりも「循環」や「つながり」が価値を持ちます。
経験や知恵を地域に還元し、世代を超えて共有することが、新しい豊かさを生み出します。
たとえば、子育てや農作業のサポート、地域行事の継承、空き家の活用など、高齢者が中心となる活動は社会を温め、若い世代にも安心を与えます。

また、「高齢者」とひとくくりにせず、多様な生き方を尊重することも大切です。
働き続けたい人、地域活動に打ち込みたい人、静かに暮らしたい人ーー老いの形は人それぞれです。
その多様さこそが地域の力になります。

エイジズムを超えるとは、「老いを恐れず、共に老いる社会」をつくることです。
玉名市がこれからも元気であり続けるために、世代を問わず支え合い、学び合い、地域の誇りを次代へと受け継ぐ文化を育てていきましょう。
老いは衰えではなく、つながりを深める新しい可能性です。





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