ICD(Implantable Cardioverter-Defibrillator)は、心室頻拍や心室細動など異常な致死性の心拍を感知し、必要に応じて電気ショックを発生させる装置ですが、一部のICDには警告音が備わっている場合があります。これは、装置が患者や医療スタッフに異常を知らせるための機能です

ICDの警告音は、異常なリズムを感知したり、装置自体の問題が発生した際に発せられることがあります。
一般的には以下のような状況で警告音が発せられる場合があります:

心拍の異常:
ICDは心拍を監視し、心室頻拍(ventricular tachycardia)や心室細動(ventricular fibrillation)などの異常なリズムを検知します。
これらの状態が発生すると、ICDが警告音を発し、ショックを発生させて心拍を正常なリズムに戻すことがあります。
警告音の出ないタイプのものでは、患者さんは動悸のみを感じることがあります。

装置の問題:
ICD自体に故障や異常が生じた場合、数時間おきに警告音が発せられることがあります。
例えば、電池の寿命が尽きかけている場合や、電子回路に問題がある場合などが挙げられます。

ICDの警告音は、患者が注意を払う必要がある場合や、医療スタッフに対して問題を通報するための手段として機能します。
これにより、早期に異常を察知し、主治医に連絡することで適切な措置を講じることができるため、患者の安全性を高めるのに役立ちます。

ICDの警告音は製造元やモデルによって異なる場合があります。
医師や専門スタッフは、患者に対してICDの正しい使い方と警告音について教育し、定期的なフォローアップを行うことで、ICDの効果的な運用をサポートします。

フクダ電子HPより






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